2024年は選挙イヤーであったが、欧米と日本などのG7の選挙結果は、どこも変化を選択したきらいがあります。昔であれば変化には、暴力がつきものでしたが、とりあえず、大きな暴力もなく変化していることは人類の進歩であったのではないかと思います。
変化の事情は各国で違っていますが、小生はこの根本原因はネット革命により情報が飛躍的に自由に流通した結果、多くの国民の選挙に対する選択肢が増えたのが原意ではないかと考えています。今までは、マスコミによる情報だけで選択をしていたのですが、さらに多くの情報が皆に流れるようになったと思うわけです。
そしてその結果、民意は、現状に対する不満が噴き出し、従来の権力構造を変えようとしているように感じています。
小生のぶったの教えの理解によると、世の真理は諸行無常だけであると仏陀は述べています。 ですから、ネット革命による情報流通の変化により現在の権力構造を含めたあらゆるものが変化していくことは当然であります。その流れの方向に善悪はありません。ただ、どんどん変化していくということだけです。
だから、人間はこの流れに沿って幸福に生きていくことが正しいと仏陀は述べていると解釈しています。だから、現在起きている権力構造の変化をみんなが幸福になるように変化させることが重要となります。そのためには、やはりG7各国の変化を相対的に比較してより多くの人が幸福になる権力構造に変えることです。
アメリカの大統領選挙では、トランプ氏が勝ったことでマスコミのネガティブな報道が多いのですが、果たしてそうなのか疑問を持っています。なぜならば、半数以上の米国民がトランプ氏を選んだのです。この原因に納得のあるマスコミの報道はあまりないように感じられます。それどころか。日本のマスコミは、日本政府がトランプに備える的な、残念な報道ばかりが目立ちます。
私が、YouTubeなどで得た情報なので、偏りがありますが、現在の米国民の課題は、移民と経済の問題であると思われます。これら多くの国民が直結する問題にバイデン政権はうまく取り組めなかったという事実が今回の選挙の原因の一つであったと小生は考えています。
例えば、移民問題というと日本人はあまりピンとこないし、移民問題に直接影響する人々は、残念ながら低所得層の人々なので、マスコミもあまり報道しません。しかし、こういう人たちにとっては移民問題は喫緊の課題になっているということです。こういった問題に柔軟の対応できない現在の政権に変化を希望した選挙結果であったように思われます。
だからと言ってトランプ氏が新たな権力構造の正解であるかどうかはわかりませんが、多くの国民が現政権にNoといったことは確かなのです。
日本の場合は、同じように総選挙では自民党が大敗しましたが、原因は明らかで、政治不信です。課題が明確な分、進むべき方向も明確です。この問題は、民主国家としては基本的な課題ですが、今日までこの課題すら解決できていなかったのが日本の政治なのです。
まず、日本の場合は政治不信を払しょくなければなりません。そこを乗り越えれば、政治がリーダシップを発揮し、協調性の高い日本はうまく変化できるのではないかと小生は淡い期待をしているのです。
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