今回は、物事に対する意見をする場合について洞察してみたいと思います。物事に意見を述べる場合、ベースが必要になります。ここでいうベースとは、基本的な考え方、基本ルール、倫理観、基本思想、規範、立場などの総称となります。
物事を理解し、意見を述べると、しばしば矛盾が生じ、表現が乱れることがあります。与太郎などは、知識が浅く、内容が薄っぺらであるため、意見がブレやすいです。
一方、科学的な論文では、実験結果など事実をベースにしているため、意見のブレが少なくなります。しかし、人文学的な物事に対する意見では、ベースが不完全なため、結論がブレやすいように思います。ですから、ある程度の根拠のあるベースをもって意見を述べることが重要です。また、ベースが完全でなくても、意見が一貫していることが大切です。
実務では、このベースがたいへん重要です。私がエンジニアだった頃も、会社のルールや方針をベースにして業務を行い、意見を述べていました。しかし、現代の急激な変化に対応するためには、ベースを柔軟に修正する必要があります。ベースが不完全である場合、さまざまな問題が生じます。ベースの作成や変更には、深い洞察が必要です。洞察を深めるためには、議論が重要です。多くの意見を聞き、ベースを最適化していくことが必要です。
さらに、ベースの実証実験やシミュレーションも可能です。大きな変更を行う場合は、一部の組織で実施したり、一定期間適用して検証することもできます。また、コンピュータやAIを利用して、ベースに基づいた複数のシナリオをシミュレーションすることも可能です。
重要なのは、変化の激しい現代では、規範となるベースを迅速に修正し、前進していくことです。つまり、諸行無常が世の真実だという、与太郎が理解しているブッダの教えをベースに考えると、世の変化に合わせて規範となるベースを上手に修正していくことが幸福につながると考えています。
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