仏陀が悟った内容を正確に知ることは難しいですし、小生自身も原始仏教を体系的に学んだわけではありません。したがって、ここで述べる仏陀の悟りについては、小生個人の見解であることを前提としてください。
その前提のもとで言えば、仏陀が悟った唯一の真理は「諸行無常」、つまり全てのものは常に変化し続けるということだと考えています。このため、何一つとして固定されたものはありません。
よく「記録は変化しない」と言われますが、記録も物質に残っているものであるため、宇宙的な時間のスケールで見れば変化していくのではないかと思います。
すべては移り変わりますが、小生にはそれが進化しているようにも感じられます。つまり、常に進歩する方向に変化しているように感じるのです。宇宙的な時間のスケールではわかりませんが、地球の時間スケールで見ると、モノがどんどん進化しているように思うのです。
つまり、すべては変化していく中で、良い方向に変わっていくのかもしれません。仏陀はそのために、正しく生きることを説いたのだと思います。
正しく生きることとは、八正道で述べられているように、正しい見方、正しい考え方、正しい行いなど、あらゆる面で洞察力を使ってその時点で正しいと思われることを行うことが大切だと説いたのだと思います。
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