ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は一神教です。ユダヤ教とイスラム教は、ただ一つの全知全能の唯一神を信仰しています。キリスト教では、三位一体という概念で父なる神、子なる神(イエス・キリスト)、聖霊の3つが一つの神であると信じられています。これは、一つの体に足、手、脳などが独自の機能を持っているようなものです。
仏教では、すべてが『空(くう)』であると説いています。これは、我々が仏様であると信じている多くの如来や菩薩なども基本的には『空』であるという考え方です。つまり、この世のすべては『空』の本質を持っており、空と一体であると考えられます。
一神教と仏教の違いは、神とそれ以外があるのかないのかの違いともいえます。一神教では死後、神のもとに戻り審判を受けると考えますが、仏教では、すべてが空となり、また流転して生まれ変わっていくと考えています。より良い生まれ変わりになるためには善行を積むべきと考えられています。
両方とも、生きている間は善行をすることを勧めています。宗教は究極的に、人間の素行を良い方向に向かわせるために存在しています。そのため、信心深い人は善人になると考えられています。
宗教という言葉は、日本ではネガティブに感じる人も多いのですが、大事なことは、神を恐れる、または、お天道さまは見ているとということをしっかり身につけることで人間としてまっとうに生きられるということなのではないでしょうか?
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