今年の愛知は、例年になく暑い夏でした。これも、温室効果ガスによる異常気象の影響であることは、ほぼ確実です。この問題の解決は、一国だけでできるものではありません。すべての国が協力して温室効果ガスを削減し、さらには地球上の活動が持続可能となるための共通のルールが必要です。現在、各国はパリ協定に基づき目標を定めていますが、日本はその目標達成において優等生となっています。
一部では、これをビジネスチャンスと見なし、世界の中で優位に立つべきだとの議論もあります。しかし、気候変動対策においては、ビジネスだけでは解決できません。利益を超えて考えなければならないのです。この目標を人類が一致団結して達成するために、日本がリーダーシップを発揮する必要があると考えています。
この問題の解決は、大変難しいことは明白です。テクノロジー、外交力、経済とのバランス、国民のコンセンサスなど、あらゆる要素がバランスよく解決に向けて機能しなければなりません。この課題解決には、八正道に基づいた洞察が必要です。日本はこれらすべてにおいて優れています。
もともと、日本は歴史的にエコテクノロジーに優れ、宗教や民族の対立を避けた平和外交を行ってきました。さらに、欧米のビジネス感覚とは異なる「三方よし」の精神を大切にしています。この問題を目先の利益にとらわれず取り組むことで、人類全体にとって大きな利益がもたらされるでしょう。
ぜひ、日本の次期首相には、そのような気概で、気候変動問題を最優先に据え、強いリーダーシップで取り組んでほしいと思います。
酷暑の愛知から、心より願っています。
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